イベントとコースの設定
イベントで利用するエリアの条件
コース全体で携帯の電波が入ることが望ましいです。特にスタート地点とフィニッシュ地点では電波が入って通信できることが必須です。
- スタート地点で通信できないとコース情報を読み込めずプレイ画面を表示できません。
- フィニッシュ地点で通信できないとプレイ記録を保存できません。
- プレイ中に通信できないと地図データを読み込めず地図を表示できません。ただし、一度読み込んだ地図データはアプリ内に保持するのでオフラインでも表示できます。
- プレイ中に通信できないとライブ位置情報・パンチ記録・撮影写真をアップロードできません。(ただし、一時的に通信できずにアップロードできなかった場合は、通信できるようになったときにアップロードを自動的に再試行します。)
通過証明にはGPSを利用しますので、高層ビルが立ち並ぶ都市部など、GPSの精度がよくな いエリアは不向きです。
一般的なアウトドアイベントと同様に、参加者の安全確保や地域とのトラブル防止への配慮をお願いします。
イベントの人数制限
無料で作成できるイベントは、参加人数の上限が1日あたり20人までになります。
参加者数が20人を超えるイベントを開催する場合は、事前にアプリ内課金による参加人数枠の拡大が必要です。
イベント・カテゴリー・コースの関係
- イベント
- アプリでコースを作成するには、まずイベントを作成する必要があります。アプリで作成するコースは、イベントに紐付けて公開されます。
- ロゲイニング大会のような実際のイベントを開催するのではなく、常設コースを作成して公開したい場合も、まずイベントを作成します。
- カテゴリー
- アプリ利用者は、カテゴリーを選択してイベントに参加します。オリエンテーリング大会の「クラス」に相当します。
- カテゴリーにはコースが紐付きます。異なるカテゴリーを同一のコースに紐付けることも可能です。(例:W21AとM45Aが同じコースを利用する)
- コース
- スタート・チェックポイント・フィニッシュで構成されます。
コースの種類の選択
3種類のコースを作成できます。1つのイベント内に複数の種類のコースを設けることも可能です。
- スコア(通常)
- 制限時間内に取得する点数を競います。
- ロゲイニングのようなイベントで利用します。
- スコア(どこでもスタート/フィニッシュ)
- 制限時間内に取得する点数を競います。
- どこからでもスタートでき、どこででもフィニッシュできます(スタート地点とフィニッシュ地点を設定しません)。
- ストレート
- 決められた順序で地点を回り、所要時間を競います。
- ポイントオリエンテーリングのようなイベントで利用します。
※ 上記の種類以外に、プレイの中断と再開が可能な「制限時間なし」のコースにも対応しています。アプリからは作成できません。作成は有料になります。詳細はお問い合わせください。
スタート地点・フィニッシュ地点の条件
- スタート地点・フィニッシュ地点の付近でGPSを受信できること
- 建物内部などGPSが届かない場所では、現在地情報を取得できず、スタートまたはフィニッシュができません。
- 高い建物の近くや深い森の中などでは、GPSを受信できなかったり精度が悪くなりするため、スタートまたはフィニッシュの操作に反応しないことがあります
- スタート地点・フィニッシュ地点で携帯の電波が入り通信できること。
- スタート地点で通信できないとコース情報を読み込めずプレイ画面を表示できません。
- フィニッシュ地点で通信できないとプレイ記録を保存できません。
- スタート地点とフィニッシュ地点は同じ場所でも構いません。
チェックポイント(CP)の条件
- CP付近でGPSを受信できること
- 建物内部などGPSが届かない場所では、現在地情報を取得できず、CPに近づいたことを検知できません。
- 高い建物の近くや深い森の中などでは、GPSを受信できなかったり精度が悪くなりするため、CPに近づいたことを検知できないことがあります。
- CP付近で携帯の電波が入り通信できること。(推奨)
- CP付近で通信できないとパンチ記録・撮影写真をアップロードできません。(ただし、一時的に通信できずにアップロードできなかった場合は、通信できるようになったときにアップロードを自動的に再試行します。)
- 他のスポット(スタート地点/フィニッシュ地点/CP)から十分離れていること
- スポット間の距離を40m以上離すことを推奨します。
- 他のスポットと近すぎると、目標と異なるスポットに反応してしまうことがあります。
- 近くに紛らわしい特徴物がないこと
- 見本写真をみて撮影位置を特定できることが必要です。
- 見本写真をみただけで分かりづらい場合は、CPの説明文で補足してください。
- その他
- 写真撮影が必要なコースのCPのマルの中心は、写真の被写体の位置ではなく、写真を撮影するときに撮影者が立つ位置としてください。
CPの通過証明
通過証明には以下の方式があります。カテゴリーごとにどれか1つの方式を選択します。
- 手動パンチ + 写真撮影
- CPに近づくとスマホが振動し、パンチボタンが有効になります。パンチボタンをタップすると通過が記録されます。
- パンチボタンをタップしたあとにカメラが起動し、CPの写真を撮影できます。
- パンチに反応するデフォルトの距離は半径40mです。
- フォト形式ロゲイニング向けです。
- 手動パンチ
- CPに近づくとスマホが振動し、パンチボタンが有効になります。パンチボタンをタップすると通過が記録されます。
- パンチに反応するデフォルトの距離は半径20mです。
- 自動パンチ
- CPに近づくとスマホが振動してチャイム音が鳴り、自動で通過が記録されます。
- パンチに反応するデフォルトの距離は半径40mです。
- MTBOに最適です。また、フットOでの通過証明の代わりや、出走者のライブトラッキングをしたいときにも活用できます。スマホ用アームバンドの利用をお勧めします。
- 自動パンチ + 手動フィニッシュ
- 上記の自動パンチと同じですが、フィニッシュだけは手動でパンチボタンをタップします。
- スコアコースのプレイ中にフィニッシュ地点の近くを通過して意図せずフィニッシュしてしまうのを避けられます。
地図
イベントの設定で国を日本にして保存すると、地理院地図をデフォルトで表示します。(国土地理院のタイル地図サーバにアプリから直接アクセスします。)
国外のイベントでは、OpenStreetMapがデフォルトになります。
オリエンテーリングマップ等のカスタム地図の利用も可能です。
- カスタム地図の利用
- KMZ形式の地図画像をアプリにインポートして利用できます。
- KMZファイルはOCADなどのソフトウェアで出力可能です(出力解像度150〜200dpi、タイルサイズ512×512を推奨)。
- PC版のGoogle Earth Proを使って地図画像ファイルの位置をあわせて、KMZファイルを作成することもできます。
- KMZファイルサイズはできるだけ小さくしてください。5MB以下を推奨します。ファイルサイズが大きくなる程、スマのメモリを圧迫してアプリの動作が重くなったり、メモリ不足でプレイ中にアプリが落ちやすくなります。
- KMZファイルに含まれるファイル名には日本語名を使わないでください。
- KMZ形式の地図画像をアプリにインポートして利用できます。
コース設定(共通)
- CPの円の大きさ(描画半径)
- CPの円の描画半径はアプリで4段階に変更できます。
- 50m(標準)→ ロゲイニングのような広いエリアの場合に推奨します。
- 30m → より狭いエリアの場合や、1:10000程度のカスタム地図を使う場合に推奨します。
- 18m → 公園などで行う場合や、1:5000程度のカスタム地図を使う場合に推奨します。
- 10m → より大縮尺の地図を使う場合に推奨します。
- パンチ反応距離
- デフォルトの半径
- 手動パンチ + 写真撮影 → 40m
- 手動パンチ(写真撮影なし) → 20m
- 自動パンチ(写真撮影なし) → 40m
- パンチ反応距離をカテゴリー別にアプリで変更できます。
- 半径10m, 15m, 20m, 30m, 40m, 60m から選択できます。
- 反応距離を小さくし過ぎると、CPの円の中心に着いても利用環境によってはなかなか反応しないことがあります。20m以上での利用を推奨します。
- デフォルトの半径
- 現在地表示ボタン
- 現在地表示ボタンを無効に設定できます。上級者向けのコースとして検討ください。
- 1つのコースに対して、現在地表示ボタンが有効と無効の2つのカテゴリーを作成することも可能です。
コース設定(スコア)
- エリアは一般的なロゲイニングよりもコンパクトにすることを推奨します。スマホの小さな画面で広いエリアを時間をかけて回るのは大変です。
- 制限時間の目安
- 短いコースでは20〜30分程度、長いコースでは1〜2時間程度が目安です。最長でも3〜4時間程度にすることを推奨します。
- 競技性が高いイベントでは、制限時間内にすべてのCPを回るのは難しい程度にしてください。
- 競技性が低いイベントでは、制限時間に余裕を持たせて長めにしてください。
- 制限時間オーバーの減点
- 制限時間オーバー1分あたり(秒は切り上げ)に減点する点数を決めて設定します。
- 遅刻してでも多くのCPを回った方が総得点が高くなるという動機づけをさせないように、厳し目に減点することを推奨します。
- CPの配点
- 10点〜99点の範囲を推奨します。
- CPの点数を低くしすぎるとCPを見つけた労力に見合いません。
- 3桁の点数は地図上で見にくくなります。
- 複数のCPに同じ点数を割り当てることも可能です。
- CPの合計点をキリがいい数字にすることも考慮してください。
- 合計点はコース設定画面で確認できます。
- 配点の目安として、以下の要素が大きいCPをより高い得点にすることを推奨します。
- そのCPを訪問させたい
- そのCP付近のエリアに参加者を誘導させたい
- 他のCPから孤立している
- スタート・フィニッシュから遠い
- 現地で見つけるのが難しい
- ただし、初級者の方にも楽しんでもらえるように、行きやすい場所にも点数が高いCPを配置するなどの配慮は必要です。
- 10点〜99点の範囲を推奨します。
- CPのラベル表示
- CPの点数を地図に表示する代わりに、地図に表示する任意のテキスト(ラベル)を各CPに設定できます。
- CP番号と点数が異なる場合にCP番号をラベルとして設定する、という使い方を想定しています。
- 例:すべてのCPの点数を1点にする場合、ラベルを設定しないとすべてのCPの地図表示が「1」になり分かりにくいので、各CPに異なるラベルを設定して区別できるようにする。
- 例:20番台のCPはすべて20点、30番台のCPはすべて30点としたい場合、ラベルと点数を別に設定することで実現する。
コース設定(ストレート)
- CPを1からの連番で設定してください。
- CPを並び替える機能が利用できます。
- IOF XML形式のファイルをインポートしてストレートコースを作成することも可能です。
- ストレートの場合、CPでGPSでの確認ができない場合、不通過となり、それ以降のCPも通過できなくなります(手動でのスキップは可)。スコア以上にCPでのGPS受信精度に気をつけることをお薦めします。
クイズ
通過証明に手動パンチ+写真撮影を用いるコースでは、選択式のクイズをCPに設定できます。
クイズの問題はCPに近づかないと見えませんが、自分自身のプレイ結果からは見えます。クイズの問題と正解が漏れないように、運営側で注意してください。
アプリのコース設定機能でクイズを設定できます(iOSのみ、Androidは未対応)。
- クイズのデータ形式
- 問題文
- 文中にURLを記載するとリンクになります。
- 画像(オプション)
- 選択肢(2択〜4択)
- 解説文(オプション)
- 文中にURLを記載するとリンクになります。
- 正解したときの得点
- 問題文
イベント運営向け機能
イベント運営向け機能の一覧はこちらを参照してください。
イベント運営向け機能の大部分は無料でご利用になれますが、一部の機能は有料で提供しています。有料の機能は、イベント主催者向け有料プランに登録するとご利用になれます。
-
- 有料プランにはアプリ内課金で登録できます。料金は月額4,000円または年額10,000円です。
参加申請と承認
公開したイベントはデフォルトでは誰でもプレイできますが、全員には公開したくないイベントの場合は、参加承認が必要なイベントに設定することで、プレイできる人に制限をかけられます。
参加承認が必要なイベントとするかどうかは、イベントの新規作成時に指定する必要があります。イベント作成後には変更できません。
※ Apple社からの指導により、パスコードによる制限は廃止しました。
複数人でのイベント管理
通常は、イベントを管理できるのはイベントを作成したユーザ(=イベント所有者)だけですが、イベントを作成したユーザが有料プランに登録していれば、イベント管理者を最大3人まで、イベント運営者を最大20人まで追加できます。追加される側のユーザは無料です。
イベント管理者は、イベントとコースの編集が可能です。
イベント運営者は、イベント運営向けの機能(試走、参加承認、写真チェックなど)を利用できます。
詳細はイベント運営機能を参照してください。
事前準備の目安
※ 一般的なオリエンテーリング大会やロゲイニング大会などのイベントを開催するために必要なこと全般については記載していません。
1〜2ヶ月程度前まで
- 会場、スタート地点、フィニッシュ地点を下見して、必要なら利用許可を取ります。スタート地点、フィニッシュ地点での携帯の電波状況とGPSの受信精度を確認してください。
- CP候補を下見して、必要ならCPの見本写真を撮影します。また各CPでのGPSの受信精度を確認してください。
- 日時と会場を確定して、開催を告知します。告知をする際には、NaviTabiを事前にダウンロードしてログインし操作を試すことを薦めておくと、当日の運営がよりスムーズになります。
- 必要な場合は、申込み受付を開始します
- NaviTabiのサービス範囲外で受け付ける場合、氏名、メールアドレス、電話番号などの他に、アプリのアカウントの表示名もできるだけ記入してもらいます。
- NaviTabiの参加申請と承認の利用もご検討ください。
1〜2週間程度前まで
- コースを確定します。
- スタート、フィニッシュ、CP(配点)を確定します。
- 短い練習用/動作確認用コースを会場近くに設けることも検討してください。
- アプリでコース設定します。
- スタート、フィニッシュ
- CP
- 名称、説明、写真、配点
- クイズ(必要な場合)
- カスタム地図の設定(必要な場合)
- 複数ユーザでコースを設定したい場合は、イベント管理者を追加してください(有料)。ただし、同じコースを複数ユーザで同時に編集すると、後から保存したデータが優先されて上書きするのでご注意ください。
- アプリで試走します。
- スタート地点に近づいてスタートできることを確認します。
- CPに近づいて、パンチ、写真撮影、クイズ回答ができるか確認します。
- フィニッシュ地点に近づいてフィニッシュできることを確認します。
- プレイ結果の確認
- 点数、写真、ルートが正しく表示されているか確認します。
- 問題がある場合
- コース設定に間違いがないか確認します。
- アプリの不具合と考えられる問題がある場合はご連絡ください。
- 複数ユーザで試走したい場合は、イベント運営者を追加してください(有料)。
- 必要な場合は以下を行います。
- 紙の地図を準備します。
- 紙のCPリストを準備します。
- アプリのスポット一覧画面をキャプチャしたものから簡易的なCPリストを作成できます。
- 申込み受付を終了し、参加者リストを作成します。
- 可能ならアプリのアカウントの表示名も記載しておきます。
- 参加予定者へ連絡メールを送ります。
- 事前にアプリをインストールしてログインし操作を試してもらうようにすると、当日の運営がよりスムーズになります。
1週間程度前〜前日まで
- イベントをアプリで公開します。
- 事前に公開したくない場合は当日に公開します。
- 参加申請受け付けと承認(参加承認が必要なイベントの場合のみ)
- アプリで参加申請の受付を開始します。
- 受け付けた参加申請に対して、承認または却下を行います。
- 必要な資材等を準備します。
- 充電設備(必要な場合)
- モバイルバッテリー(iOS/Android 対応)
- 会場での充電用
- 貸出用
- 電源コード
- 充電用ケーブル
- モバイルバッテリー(iOS/Android 対応)
- 配布物
- 当日案内資料(必要な場合)
- ルールや注意事項
- 緊急連絡先電話番号
- かんたんプレイマニュアル
- NaviTabiのウェブサイトからダウンロードできす。
- 当日案内資料(必要な場合)
- 紙地図(利用する場合)
- 紙のCPリスト(利用する場合)
- 賞品、賞状、参加賞(必要な場合)
- ライブ観戦用モニタ/PC/タブレット(必要な場合)
- 充電設備(必要な場合)
参加者向け
事前にお願いすること
- アプリのインストール
- ログイン
- メールアドレス、Googleアカウント、Facebookアカウントのいずれか
- 参加承認が必要なイベント以外ではログインせずにプレイすることもできますが、プレイ結果を記録するためにログインしてプレイすることを推奨します。
- アプリでのプレイの練習
- 近くにコースがありプレイ可能な場合のみ
- アプリでの参加申請(参加承認が必要なイベントのみ)
- 表示名(ニックネーム)の入力は必須です。
- 表示名以外に追加情報を入力してもらうことが可能です。
当日の持ち物
- アプリをインストールしたスマートフォン(iPhone/Android)
- モバイルバッテリー
- 運動しやすい服装
- 飲み物/補給食(必要な場合)
- コンパス(利用したい場合)
- リストコンパスが使いやすい
- 参加費(当日徴収の場合)
- その他必要なもの
当日運営
開場まで
- 開催の可否を判断し、中止する場合は速やかに告知します。
- イベントを公開します。(当日に公開する場合)
- 会場を設営します。(必要な場合)
- 可能ならば充電コーナーを用意します。
受付
- 参加申請が必要なイベントの場合
- まだ参加申請していない場合は、参加申請してもらい、参加を承認します。
- カテゴリーと表示名を伺い、アプリの参加者リストで「出席」をマークします。
- (NaviTabiのサービスとは別に)事前申込みを受付けた場合は、別途作成した参加者リストでチェックします。
- カテゴリーと名前を伺い、氏名欄と照合してチェックします。
- アプリのインストールとログインが済んでいるかを確認します。
- まだの人は済ませてもらいます。iPhoneの場合はApp Storeで、Androidの場合はPlay Storeで、「navitabi」「ナビタビ」「なびたび」のいずれかのキーワードで検索してください。NaviTabiのウェブサイトからもストアにリンクしています。
- アプリのアカウントの表示名を確認して、参加者リストに転記しておくと、アプリに表示されるユーザを特定できます。
- アプリの操作をサポートできるスタッフを受付に配置してください。サポートするスタッフは「アプリのトラブル対応」に対応できるように操作に慣れておくことが必要です。
- 参加費を徴収します。(当日徴収の場合)
- 配布物を渡します。
- 案内資料
- 紙の地図とCPリスト(利用する場合)
- モバイルバッテリーを貸出します。(必要な場合)
- 充電コーナーを案内します。(必要な場合)
説明
ルール、注意事項、競技中のトラブル時の対応について説明します。(必要な場合)
スタート
- 全般
- 表示名(ニックネーム)を設定していないとスタートできないのでご注意ください。
- 可能であれば、練習用/動作確認用の短いコースを用意しておき、参加者に事前にプレイを試してもらいます。
- 参加者がスタート地点に近づいたときにスタートボタンが有効になっていることを確認します。(有効にならない場合の対処はトラブル対応を参照)
- アプリの操作をサポートできるスタッフをスタートに配置してください。サポートするスタッフはアプリの操作に慣れておくことが必要です。
- 一斉スタート機能を用いない場合(通常)
- 各自でスタートボタンを押してプレイを開始してもらいます。
- 一斉スタート形式の場合は、指定のスタート時刻に各自でスタートボタンを押してもらいます。
- 任意の時刻にスタートする場合は、準備ができた人から順次スタートしてもらいます。前の人とある程度の間隔を空けるようにします。
- オリエンテーリング大会のように時間差でスタートする場合、スタート時刻はさほど厳密でなくても問題ありません。(アプリで計時するので)
- 一斉スタート機能を用いる場合
- プレイ画面を開いた状態で、スタート地点の近くにいると、指定のスタート時刻に自動的にスタートします。
- スタート時刻は各参加者のスマホの時計が基準になります。スマホの時計がずれていると、スタート時刻もずれるのでご注意ください。
- 仕様詳細は下記の通りです。
- スタート時刻になるまで
- プレイ画面を開いているとカウントダウン表示します。
- スタート時刻になったら
- スタート付近にいれば自動スタートします。(プレイ画面を開いておく必要があります。)
- スタート付近にいなければ自動スタートしません。(※どこでもスタートのコースの場合は、無条件で自動スタートします。)
- スタート時刻から1分が経過するまで
- この間にスタート付近に近寄れば自動スタートします。(スタート時刻にスタートしたものとして扱います。)
- スタート時刻から1分以上が経過した後
- 手動でのスタートになります。(スタート付近で自分でボタンを押してスタートします。スタート時刻にスタートしたものとして扱います。)
- スタート時刻から最大競技時間を経過した後
- スタートできません。
- スタート時刻になるまで
- スタート操作の詳細はこちらもご参照ください。
プレイ時間帯(本部)
アプリのライブトラッキング画面で、参加者の位置をライブトラッキングできます。ライブトラッキング中は次のような点に注意するとトラブルの未然防止になります。
- スタートした参加者の位置が表示されているか
- 表示されていない場合は、正しくスタートできていない可能性があります。
- 移動のペースが遅れていないか
- 怪我や体調不良などの可能性があります。
- 位置の更新が止まっていないか
- 怪我、事故、バッテリー切れ、電波状況不良などの可能性があります。
- 立入不可の場所に進入していないか
- 明らかに立入禁止の場所に侵入している場合は、パトロールの派遣または参加者への電話連絡を検討ください。
- コースの範囲から外れていないか
- 大きく外れている場合は、パトロールの派遣または参加者への電話連絡を検討ください。
- フィニッシュ閉鎖時刻までに戻れる範囲にいるか
- フィニッシュに戻れる可能性が小さい場合は、パトロールの派遣または参加者への電話連絡を検討ください。
プレイ開始時にライブトラッキングを許可しなかった参加者はライブトラッキングできません。カテゴリーの設定で、参加者にライブトラッキングを強制することができます(有料)。
プレイ時間帯(パトロール)
必要に応じてパトロールを配置することを検討ください。アプリのライブトラッキング画面で参加者の位置を把握しながらパトロールができます。ただし、ライブトラッキングによる参加者の位置には誤差や時刻のずれが発生しうることに注意してください。
フィニッシュ
アプリの操作をサポートできるスタッフをフィニッシュに配置して、参加者がフィニッシュ操作を完了することを確認してください。サポートするスタッフはアプリの操作に慣れておくことが必要です。
バッテリー切れや不具合等でフィニッシュ操作ができない場合は、参加者をリストで照合して帰還チェックを行ってください。フィニッシュ時刻は手作業で記録してください。
未帰還者確認
- 帰還チェック
- アプリのリザルトに完走が記録されていれば、フィニッシュ地点で正しくフィニッシュ操作をしたことが分かります。
- 対面で参加者リストと照合してチェックするのが確実です。
- 未帰還者候補1
- アプリ(iOSのみ)で、イベントとカテゴリーを選択し「ライブ観戦」>「競技中の参加者」を表示すると、プレイ中の参加者が分かります。
- ただし、実際には帰還したのにフィニッシュ操作していない参加者も含まれます。
- ライブトラッキング情報、ルート情報等を参考に対象者を探して、見つかったらフィニッシュ操作をしてもらいます。
- フィニッシュ操作ができない場合は参加者をリストで照合して帰還チェックを行ってください。
- 未帰還者候補2
- リザルトでDNFが記録されている参加者は、フィニッシュを通過していない可能性があります。
- ライブトラッキング情報、ルート情報等を参考に対象者を探して、見つかったらリストで照合して未帰還者候補から除外します。
- リザルトでDNFが記録されている参加者は、フィニッシュを通過していない可能性があります。
- 未帰還者対応
- プレイ中で位置情報が更新されている場合
- フィニッシュに戻りそうであれば待機します。
- 戻れなそうであれば、まず電話連絡を試みてください。
- プレイ中で位置情報が更新されていない場合
- まず電話連絡を試みてください。
- DNFが記録されていて未帰還の場合
- まず電話連絡を試みてください。
- プレイ中で位置情報が更新されている場合
- 捜索
- 未帰還者と電話での連絡がとれない場合や、連絡がとれたが自力で戻れない場合は捜索を準備します。
- ライブトラッキングで最後に記録された位置と時刻を参考情報とし、捜索範囲を決めて捜索を開始します。
写真確認・得点修正・成績確定・表彰
CPで撮影した写真が正しいかは自動では判定しません。写真の確認が必要な場合は、イベント運営画面からプレイ結果の表示に進んで、写真が正しいかチェックしてください。写真をタップすると写真にチェックマークを付けられます。
写真が撮影されてない、または写真が間違っている場合に減点する場合は、手動でプレイ結果の得点を修正できます。
アプリのリーダーボードと参加者リストを照合して順位を確定し、表彰対象者を特定します。得点を手動で計算した人がいる場合は、アプリのリーダーボードの順位を参考に手動で調整を行って、順位を確定してください。
アプリの不具合等でCPの通過が記録できなかったりアプリのカメラが使えなかった場合でも、スマホのカメラで撮った写真等によりCPの通過が確認できれば、CPを通過したものとして成績を認めることを推奨します。
- 表彰対象例
- カテゴリー別、男女別の総得点上位
- クイズ得点上位、パンチ得点上位
- フォトジェニック賞
アプリのトラブル対応
事前〜スタートまで
- アプリをインストールできない
- 対応機種を確認してください。(iOS 15.0以上、Android 9.0以上)
- 電波状況を確認してください。
- App Store / Play Store を利用できる設定になっているか確認してください。
- ログインできない
- 電波状況を確認してください。
- メールアドレスとパスワードに間違いがないか確認してください。
- パスワードを忘れた場合は、パスワード再設定のメールをアプリから送信できます。
- メールアドレスでログインできない場合、そのメールアドレスと紐付いているGoogleアカウントやFacebookアカウントで以前にログインしたことがないか確認してください。
- GoogleアカウントかFacebookアカウントのログインを試してください。
- イベントが表示されない
- 電波状況を確認してください。
- イベントを公開しているか確認してください。
- コースが表示されない
- 電波状況を確認してください。
スタート
- スタート地点でスタートできない
- 位置情報を取得できているか確認してください。
- 現在地ボタンを押してみて現在地に移動するか確認してください。
- Googleマップ等の他のアプリでは現在地を表示できるか確認してください。
- OSの設定で位置情報をオンにしているか確認してください。
- NaviTabiアプリに位置情報を許可しているか確認してください。
- スタート地点に十分近づいているか確認してください。
- 位置情報を取得できているか確認してください。
- 誤ってスタートしてしまったので、スタートを取り消したい
- メニューボタン(現在地ボタンの右隣)から「中止する」を選んでプレイを中止してください。中止したプレイ記録は、ユーザ自身が削除できます。
プレイ中
- パンチボタンが反応しない
- CPに十分近づいているか確認してください。
- 現在地ボタンを押すと、現在地がCPの近くに表示されるか確認できます。
- スポットに十分近づいていればパンチボタンが有効(青色)になっているはずです。
- どうしてもパンチできない場合は、カメラアプリで写真を撮影してもらうようにしてください。
- CPに十分近づいているか確認してください。
- スポットに近づいてもスマホが振動しない
- 一般的なタブレットにはバイブレーション機能がありません。
- カメラが起動しない
- NaviTabiアプリにカメラを許可しているか確認してください。
- どうしても起動しない場合はカメラアプリで写真を撮影してもらうようにしてください。CPでのパンチが記録されていれば、フィニッシュ後にリザルト画面からCPの写真をアップロードできます。
- パンチ後に誤ってカメラ画面を閉じてしまった
- CPの近くから離れていなければ、もう一度パンチボタンを押すとカメラを起動できます。ただし、パンチ済みのため、パンチボタンは灰色になっていることに注意してください。
- パンチボタンを押してもカメラが起動しない場合は、カメラアプリで写真を撮影してもらうようにしてください。
- 写真がアップロードされない
- 通信状態が良くないとアップロードに失敗する可能性があります。アルバムには写真が保存されているはずです。CPでのパンチが記録されていれば、フィニッシュ後にリザルト画面からCPの写真をアップロードできます。
- アプリが落ちた
- アプリを再起動すればプレイを再開できるはずです。
- プレイを再開できない場合、紙の地図とCPリストがある場合は、それで回ってもらうようにしてください。
- カメラアプリで写真を撮影し、通過が証明できれば完走としてください。
- バッテリーが切れた
- 紙の地図とCPリストがある場合は、それで回ってもらうようにしてください。
- 別のカメラがあれば写真を撮影し、通過が証明できれば完走としてください。
フィニッシュ
- フィニッシュ地点でフィニッシュできない
- フィニッシュ地点に十分近づいているか確認してください。
- 現在地ボタンを押すと、現在地がフィニッシュ地点の近くに表示されるか確認できます。
- フィニッシュ地点に十分近づいていればボタンに「フィニッシュ」と表示されているはずです。
- どうしても反応しない場合はスタッフがフィニッシュ時刻を記録してください。
- フィニッシュ地点に十分近づいているか確認してください。
- プレイ結果が表示されない
- 電波状況を確認してください。
- 別のスマホではプレイ結果が表示されるかを確認してください。
- アルバムに保存されている写真等で通過が証明できれば完走としてください。
- 撮ったはずのCPの写真が記録に表示されない
- 電波状況を確認してください。
- 別のスマホでは写真が表示されるかを確認してください。
- アルバムに保存されていれば、プレイ結果画面から写真をアップロードできます。
終了後
イベントとコースの管理
常設コースとして問題なければ公開したままで構いません。
閉じる必要があれば非公開にしてください。非公開にしても各ユーザのプレイ履歴からは自分の記録を参照できます。
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