2021年9月24日に、千葉県立船橋啓明高校の校外学習でNaviTabiを利用いただきました。
ご利用いただいた宮本教諭からメッセージをいただいたのでご紹介させていただきます。
9月24日(金)に校外学習で千葉県鹿野山にあるマザー牧場に行き、牧場内にコースが設定されている「探検オリエンテーリング」を1学年約260名で取り組むことになりました。
この「探検オリエンテーリング」は制限時間60分で牧場内に設置されている20個のポストといくつかのクイズに答え、その両方の合計点で順位を競うことになっています。
ポスト通過証明と時間計測を明確にしたいと考え、NaviTaviを補助的に併用することを思いつきました。
この「探検オリエンテーリング」は制限時間60分で牧場内に設置されている20個のポストといくつかのクイズに答え、その両方の合計点で順位を競うことになっています。
ポスト通過証明と時間計測を明確にしたいと考え、NaviTaviを補助的に併用することを思いつきました。
◆前日までの準備
前日までの準備としては、マザー牧場に下見に行き、牧場内の常設ポストの位置をNaviTavi上にトレースしました。
そして、各班の班長を集め、オリエンテーリングのルールとNaviTaviの使い方を説明しました。
◆当日の流れ
全員の前で、再度ルールとNaviTaviの使い方を確認した後、一斉にスタートさせました。
私以外の先生方には手計算で対応できるようにゴール後の生徒の対応の仕方を説明し、その場で動いていただきました。
結果はいろいろな事情でNaviTaviをうまく作動させられなかった班が1/3ほどあり、手計算の流れを生かして順位を確定し、NaviTaviは参考としての活用となりました。
◆NaviTabiを活用して良かったところ
生徒の行動をNaviTabiアプリで振り返ってみると、近場しか回らなかった班は得点が伸びず、遠くまで行き多くのポストを回った班は得点が伸びました。
それがよくわかるのがNaviTabiの良さだと思います。
また、制限時間を過ぎても帰ってこなかった班がどこにいるのか調べる時に非常に役立ちました。あの辺にいるからといって先生方に探しに行ってもらうときの参考となりました。
◆当日の参加者からの感想
NaviTaviをうまく利用できた班からは次のような感想が生徒から寄せられました。
- ポストの近くに行くとスマホが振動し音で教えてくれるところがわかりやすかった。
- 地図を見てその場所に行くとポイントが自動で入り、ゲーム感覚で利用することができたのは単純だけれども楽しかった。
- 紙だけではできない新しいことができたのですごいなと感じました。
◆反省点
反対にNaviTaviをうまく起動させられなかったり、利用できなかった班もあり、次のようなことが反省点としてあげられます。
- 当初予定したスタート・ゴール地点が急に移動となったことに起因し、生徒を集合させていた場所と当日に設定し直したスタート・ゴール地点がずれていたため、スタートを起動しないまま競技に行ってしまった班があったこと。
- スタート・ゴール地点が分散しているポストの分布の中にあり、そのゴール地点を通過すると時計が自動的に止まってしまった。それを事前に説明しなかったこと。
- GPSが電波をとらえるまでに時間がかかる場所があることを説明できなかった。そのため、その場所に行っても反応させられないまま次に向かった班も多かった。
◆今後に向けて
NaviTaviを本格的に利用する場合、これまでのスコアオリエンテーリングのやり方と考え方を少し変えて対応すべきだということに気がつきました。
それは、スタートはすべての班が同時の一斉スタートではなくても良いということです。
教員の前でNaviTaviの起動が確認できたら、できた班から順次スタートさせてよいということ。
その場合、ゴールは教員の前でフィニッシュが確認できればよいので、ゴールの円内複数の教員を配置し、それで確認を取るというように、運営全体の考え方を変えることになります。